EarFun Clip 2レビュー|気になる点を実際に試してみた

布団に入って横向きに寝転がる。
耳を下にしても痛くない。むしろ、そのまま眠ってしまいそうになる。
これが、EarFun Clip 2を使って最初に驚いたことでした。
購入前は、「イヤーカフ型はすぐ落ちそう」「オープンイヤー型は音質が物足りない」と思っていました。
でも、実際に使ってみると印象はまったく違いました。
もちろん、気になる点もあります。
この記事では、約2週間使って感じたことを、写真を交えながら正直にレビューします。

- 周囲の音を聞き逃しにくく、家事や仕事中にも使いやすい
- Web会議中もつけっぱなしにでき、装着の手間がない
- 寝ながら使っても圧迫感が少ない
- 価格が手頃で、初めてのイヤーカフ型として試しやすい
- 音量を上げると、オープンイヤー型特有の音の粗さを感じる
- 初回は左右が少し分かりにくく、装着に少し手こずった
この記事の検証環境
・購入日:2026年7月
・購入価格・購入先:EarFun公式サイト経由で、当サイトで紹介しているクーポンを使って購入
・購入したカラー:ブラック
・ペアリングしている端末:Samsung Galaxy S25(スマホ)、dynabook/マウスコンピューター ノートPC(Web会議用)
・これまで使っていたイヤホン:Soundcore Liberty 4 NC、Soundcore Life P2 Mini(いずれも完全ワイヤレス・カナル型)
今回は、公式サイトのクーポンを利用して購入しました。
現在利用できるクーポン・セール情報はこちらの記事でまとめています。
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開封・外観
パッケージには、EarFun Clip 2の主な特徴が記載されています。
- オープンイヤー型のクリップ式デザイン
- ハイレゾ相当・LDAC対応
- 12mm径チタン製ドライバーによる音質
- Spatial Stage 3Dサウンド(シアターモード)
- 4マイクAI通話ノイズ低減
- Bluetooth 6.0
- マルチポイント接続対応
- 連続再生時間40時間(本体11時間+ケース29時間)
- IP55防水防塵
- 低遅延のゲームモード

通常の保証期間は18ヶ月です。購入方法や会員登録などの条件によって24ヶ月保証になる場合があるとパッケージ内の案内にありました。
最新の適用条件は、公式サイトや同梱案内でご確認ください。


これまで使っていたSoundcore Liberty 4 NC、Soundcore Life P2 Miniと並べてみると、カナル型とはまったく違う、耳に乗せるようなフォルムがよく分かります。

充電ケースは手のひらに収まるサイズで、持ち運びに不便を感じる大きさではありませんでした。
ケースの開閉もスムーズで、イヤホンの出し入れはしやすいと感じました。
EarFun Clip 2のスペック

購入前に特に確認しておきたい主なスペックは、次の4項目です。
・Bluetooth:6.0(Google Fast Pair対応)
・連続再生:本体最大11時間/ケース込み最大40時間(LDAC使用時は本体最大6時間)
・重量:約5.5g
・防水性能:IP55
そのほかのスペックは以下の通りです。
・ドライバー:12mm径チタンコーティング(デュアル磁気回路設計)
・コーデック:SBC / LDAC
・充電:USB Type-C、ワイヤレス充電対応
・マイク:4マイクAI ENC(通話ノイズ低減)
・保証:通常18ヶ月(条件により24ヶ月になる場合あり、詳細は公式サイトを参照)
・カラー:ブラック、ホワイトの2色展開
・認証:PSE認証済み
・発売日・価格:2026年4月23日発売、9,990円(税込)
>>EarFun Clip 2の詳しい仕様を公式サイトで確認する
装着感については、公式サイトによると1万人以上の耳型データをもとにC型ブリッジデザインを設計しているとのことです。左右をつなぐブリッジ部分は、0.5mm厚のニッケルチタン製形状記憶合金を、超軟質シリコンで包み込む構造になっています。
実際に長時間つけていても痛くなりにくかったのは、この設計によるところが大きいのかもしれません。
EarFun Clip 2の装着感をレビュー
最初は左右が少し分かりにくかった
最初の装着時に少し戸惑ったのが、イヤホンの左右です。
左右の表示はありますが、初見ではすぐに判別できず、装着まで少しだけ手こずりました。一度確認して慣れてしまえば、その後は特に迷っていません。

耳は痛くならない?
私の場合は、3〜4時間なら痛みをほとんど気にせず使えた。
私は在宅ワーク中に3〜4時間ほど連続で装着して過ごしましたが、途中で外したくなることはほとんどありませんでした(装着感は耳の形による個人差が大きい点はご了承ください)。
長時間の連続使用になると、耳の付け根や側面がやや痛くなる感覚もありました。ただし、耳の中で圧迫されるカナル型イヤホンと比べると、痛みの出方はかなり穏やかです。

メガネ・マスクと干渉しない?
メガネ、マスク、イヤーカフ型——3つを同時につけたら、どこかで必ずぶつかるのではないか。そう思っていましたが、杞憂でした。
メガネのつるにも、マスクの紐にも当たることなく使えました。耳の中心あたりに本体がくるタイプのため、メガネ・マスクを日常的に着用する人でも、特別に気を使う場面はありませんでした。

軽い運動中に落ちない?
軽くジョギングをする程度なら、装着がズレることはありませんでした。頭を振っても外れず、しっかりホールドされている感覚があります。
日常的な運動や軽いジョギングであれば、ズレを気にせず使えそうです。
寝ながら使える?
冒頭でも触れた通り、購入前の予想と最も違っていたのが、横向きになったときの快適さです。
横向きで寝転がり、耳を下にする体勢でも、ズレたり圧迫感を覚えたりすることはほとんどありませんでした。寝返りを打ちながらでも使いやすく、カナル型では得づらい快適さがあります。
なお、今回は就寝前に横になって使用した際の感想で、朝まで装着したまま眠る使い方は試していません。
EarFun Clip 2の音質・音漏れをレビュー
音漏れはする?
オープンイヤー型という構造上、音漏れ自体はします。
ただし、普段の「ながら聴き」で使う音量では、音漏れが問題になる場面はほとんどありませんでした。
静かな室内で試したところ、Galaxy S25の音量を50%程度にすると、すぐ隣にいる人に聞こえる状態でした。端末や楽曲によって差がありますが、電車内や静かな場所では、30%前後を目安にしつつ、周囲への音漏れを確認した方が安心です。
音量はどのくらい出せる?
音量の余裕を確認するため、一時的に最大まで上げてみましたが、普段は半分程度でも十分な音量でした。
「オープンイヤー型は音量が出にくい」と聞いていたので、これは予想外でした。
遅延はある?
動画を見ていて、口の動きと音がズレて気になるほどではありませんでした。多少の遅延を感じる瞬間はあるものの、視聴に支障が出るレベルではありません。
アプリには遅延を抑えるゲームモードも用意されています。今回は動画視聴を中心に確認しており、ゲームでの使用感までは試していません。
音質の印象
「ながら聴き」であれば、十分に満足できる音質
音量を控えめにした「ながら聴き」では気になりませんが、音量を上げていくと、オープンイヤー型特有の音の粗さを感じる場面がありました。じっくり聴き込むタイプの使い方だと、そこは差が出そうです。
公式ではデュアル磁気回路設計により、ボーカルの定位や楽器の輪郭をシャープに描き出すとしており、「ながら聴き」の範囲では十分にその効果を感じられました。
EarFun Clip 2の通話・便利機能
周囲の音も聞こえる?
周囲の音がしっかり聞こえる点は、想像していた以上に快適でした。宅配便のインターホンや呼びかけの声を聞き逃さずに済むのは、日常使いにおいて地味に大きなメリットです。
居酒屋やバーのカウンターで、隣の人と話しながら音楽も聴いていたい、というときにも便利でした。耳を塞がないので、会話に支障が出ることなく、自分の好きな音も同時に楽しめます。
家族と会話をしながら音楽を聴いたり、家事をしながら動画やラジオを流したりする、といった使い方にも向いています。
通話品質とマイク性能
dynabookとマウスコンピューターのノートPC、それぞれでWeb会議に使用しました。静かな室内であれば、こちらの声は問題なく相手に届いており、Web会議用として不満はありませんでした。
仕事をしながらつけっぱなしにできるため、会議のたびにイヤホンをつけ直す手間がないのも便利です。
一方、複数人が同時に話す場面では、それぞれの声がやや重なって聞こえることがあります。会話自体はできますが、耳を塞ぐタイプのイヤホンと比べると、複数の声を細かく聞き分ける用途には向いていないと感じました。
公式では、4基のマイクとAIノイズ低減技術により、騒がしい環境でもクリアな通話ができると案内されています。
専用アプリでできること
専用アプリ「EarFun Audio」と連携することで、イコライザーの調整、シアターモード(3D立体音響)、マナーモード、ボタン操作のカスタマイズなどが行えます。
マルチポイント接続
EarFun Clip 2は、最大2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント(デュアルデバイス)接続に対応しています。パソコンとスマホを同時に接続しておけるため、会議後に接続先を切り替え直す手間を減らせます。

スペックから見る前作EarFun Clipとの違い
公式仕様をもとに前作と比較すると、初代EarFun Clip(2025年7月発売・市場想定価格7,990円前後)ではドライバーが10.8mm径カーボンファイバー複合素材だったのに対し、Clip 2では12mm径チタン製に変更され、Spatial Stage 3Dサウンド技術が新たに搭載されています。
連続再生時間も、初代の本体10時間からClip 2では本体11時間に伸びています。
1週間使って分かった最大のメリット・デメリット
最大のメリットは、横向きに寝転がっても気になりにくい、圧迫感の少なさです。カナル型に慣れていると、耳を塞がずにここまで快適に使えることが新鮮でした。
最大のデメリットは、音量を上げたときの音の粗さです。「ながら聴き」の範囲では十分でも、じっくり聴き込みたい人には物足りなさが残ります。
使う前は「オープンイヤー型は音がスカスカ」というイメージが強かったのですが、実際には普段の「ながら聴き」で使う音量なら、想像していたほどの物足りなさはありませんでした。この点は、購入前のイメージが特に変わった部分です。
こんな人におすすめ
周囲の音を聞きながら「ながら聴き」をしたい人
在宅勤務・Web会議中に、つけっぱなしで使いたい人
居酒屋やバーで、会話をしながら音楽も楽しみたい人
カナル型イヤホンで耳が痛くなりやすい人
手頃な価格でイヤーカフ型を試してみたい人
おすすめしにくい人
強い低音や音の迫力を最優先したい人
電車内や図書館など、音漏れを極力避けたい人
周囲の音を遮断するANCや、高い遮音性を求める人
激しい動きでも外れにくい、スポーツ専用イヤホンを求める人
よくある質問
- Zoom・Teamsなどの通話アプリでも使えますか?
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利用できます。Bluetoothのマイクとスピーカーを選択できるアプリであれば動作しますが、念のため接続後にアプリ側の音声設定でEarFun Clip 2が選ばれているかご確認ください。
- 初期設定は難しいですか?
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ケースを開けてスマホのBluetooth設定を開くだけで、自動的にペアリング候補として表示されました(Google Fast Pair対応)。特別な操作は必要ありませんでした。
- お風呂やシャワーで使えますか?
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IP55は防塵・防水性能を示す規格ですが、「あらゆる方向からの水の飛沫に耐える」という基準であり、水に浸けることを想定した完全防水ではありません。お風呂やシャワーでの使用、水中への水没は避けることをおすすめします。
まとめ|EarFun Clip 2は「ながら聴き」の不安を解消してくれる一台
買う前はあれだけ疑っていたイヤーカフ型が、手持ちの中で最も使用頻度の高いイヤホンになりました。周囲の音を遮らず、日常生活の中で気軽に使える点が気に入っています。
特に寝ながら使えることには、正直驚かされました。
装着感、周囲の音の拾いやすさ、横になったときの快適さ。このあたりは期待以上でした。音量を上げたときの音の粗さだけは、じっくり聴き込みたい人には差が出るポイントです。
